AWS 匯入事例: ヤマハ発動機株式會社
ヤマハ発動機はクラウドへの全面移行を検討する 10 年ほど前から IT システムのオープン化を積極的に推進しています。當社情報システム子會社のヤマハモーターソリューションとともに、段階的にサーバー集約のための IA 化・仮想化、BCP 視點でデータセンターのクラウド化、セキュリティ強化を目的としたシンクライアントの匯入、そしてメール・オフィス環境については Office 365 への移行を進めています。
デスクトップ環境においては、Microsoft の WindowsXP サポート終了を受けて業務アプリケーションの Windows7 対応を 2015 年 3 月までに完了させ、Office365 の利用を Windows7 化が完了した 4 月から開始する計畫でした。しかしながら、一部のアプリケーションの Windows7 対応が遅れ 2015 年 12 月までかかってしまうことが判明し、Office365 の利用は全 PC の Windows7 化の完了を待たないでスタートすることになりました。そこで、暫定的に Office365 の利用環境として Windows7+Office2013 環境が必要となり、必要に応じて必要なだけ利用できる仮想デスクトップサービスを検討することになりました。
その一方で、既存シンクライアント環境においても Office 365 を利用するにあたり、事前に動作検証を実施したところ、現在利用している共有型のアーキテクチャーのシンクライアントサーバーでは、動作が不安定で実務上利用に耐えないということが判明しました。このため、急遽シンクライアントユーザー向けに Office 365 を利用できる環境としても、仮想デスクトップサービスを検討する必要がありました。
こうした 2 つの課題を解決するため、クラウドベースの仮想デスクトップ環境を調査、検討することとなりました。